Mirai Career Labo

未来志向のキャリアデザイン

乳がんのこと、仕事のこと

 緊急事態宣言が解除され、やっと社会が動き始めましたね。皆さんの社会活動や経済活動が早く元に戻ると良いな、と思っております。

 

 乳がん手術で10日ほど入院し、退院して2週間経ちました。まだ歩くと胸に負担がかかり、長く歩いたり、速く歩いたりはちょっと辛い感じです。

 

 「乳がんは痛くない」と言われます。多くのお医者さんがそう書いています。が、私の場合は最初に痛みがありました。それは継続する痛みではなく、ある日突然、まるで「ワァーン」と警報が鳴るみたいに痛みが感じられました。それで、「え?、何?」と思って胸を触ってみたら、何かシコリのようなものがあるような気がしたのです。たぶん、身体が自分に教えてくれたのだと思います。まさに「虫の知らせ」でした。

 

 そして病院に行って検査をすると、マンモグラフィーでは見えず、超音波で確認できました。「痛い場合がある」と言われるマンモグラフィー検査には私は元々抵抗がありましたが、その上限界があるのであればやる必要はないのではないでしょうか?国は40歳以上の女性は2年に一度、マンモ検診と視触診を受けることを勧めており、地方自治体などが実施する対策型検診の費用を負担していますが、それは意味があるのか、超音波検査にすべきではないのかを検討してほしいと思いました。

 

 乳がんといっても発生する場所や種類が違えば治療方法や手術後の状態も異なると思います。私の場合は右の胸の端の方と右脇のリンパへの転移が1つあり、ステージ2Aという診断でした。脇のリンパ節を切除すると、そちら側の腕に影響が出ます。まだ退院して間もないということもあるでしょうが、上腕部に痺れを感じます。また浮腫をおこしやすいので重い物を持たないようにすること、ほんの少しでも傷がつかないようにすることなどと注意を受けました。

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 手術などで入院することになった場合、「仕事はいつから再開できるのか?」と誰しも考えると思います。私も手術前に医師に聞いてみました。医師は「すぐに再開できる」と仰っていました。しかしやはり、退院して1週間は熱が出たり痛みもあり体調がすぐれず仕事再開は無理でした。2週間経つと復帰は可能だと思います。ただ通勤は結構まだ辛いと思います。仕事場への距離、通勤の仕方、仕事の内容、勤務時間などを考慮しなければならないと思いました。現在多くなっている自宅でのテレワークであれば割と復帰がしやすいと思います。

 

 ただ、癌の治療は手術後も続く場合が多く、そのスケジュールも考えないといけません。勤務の間に治療を受けられるのか、治療で体調がすぐれなくなった場合に休めるか。また、手術後の治療について方針が固まるのに結構時間がかかります。切り取った癌の性質を分析して見極めた上で治療方針を決めますし、治療をいつからどこで行うのか、その予約は取れるのか、などとすぐにはわからないことが意外とあります。

 

 でも仕事を長期でお休みしてもまた復帰できるということはとてもありがたいと感じています。今はもう少しお休みして体調を整えたいと思います。(^_^)

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