Mirai Career Labo

未来志向のキャリアデザイン

ネガティブ転職のすすめ

企業などがコロナの為減収となり、多くの方が仕事を失っています。

そして、次の仕事になかなか就けずに困っている方が多いですね。       

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自分もステイホームが叫ばれた5月、6月くらいまでは、感染が拡大している東京に電車通勤するのはちょっと嫌ダナ~と感じながらも特に心配もなく、ある公共機関で研修の仕事を続けられていました。が、7月くらいから所属部署の上層部の「予算カットになる」「業者は全部切る」などといった声が聞こえてきて、9月には『来年度は仕事が無い』ことが決定しました。本当に、こんなことになるなんて思ってもいませんでしたョ。

 仕事を変わることに抵抗がない、むしろ楽しみさえ感じてしまう転職オタク、しかも家族を養うプレッシャーは無いし、一般的な定年に近い年齢の私の事例などあまり参考にならないかもしれませんが、今回の転職に当たってやってみたことを書いてみます。

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そもそも、その公共機関の仕事をする中で、少し働きづらさを感じていました。

「言われた仕事は何とかこなせる、だけど日々辛い部分がある。」

それは、1時間以上かかる通勤、椅子が壊れているが変えてもらえない環境、1日中のパソコン業務による肩こり・首凝り・目の疲れ、上司とのコミュニケーションの取りづらさ、意見を言いづらい業者という立場等々。

 

折角転職の機会をもらったのですから、次の仕事はできるだけ嫌でなく、辛くない仕事にしたい。そこで「新しい仕事に就くに当たって、何を譲れない条件にするか?」を考えました。長年やってきたし、打刻は速く、MOS資格も取ったけれど、本当は性格的にも身体的にもパソコンによる文書作成の仕事は合っていないと感じていましたので、この際パソコンと1日中にらめっこする仕事は止めよう、そして東京に通勤する生活はやめよう、と決めました。

つまり、「〇〇がしたい」「〇〇のできる」仕事ではなく、「〇〇をしない」仕事を探すことにしたのです。

その上で、よくCMで宣伝しているような仕事紹介サイトの情報を見て、「〇〇をしない」に当てはまるかもしれない、しかも自分に合っていそうな仕事を探しました。

すると業種の違う仕事がいくつかピックアップできましたので、今度はそれぞれに合った履歴書を書くために、これまでの自分の人生を振り返ってその仕事にプラスになりそうなことを探しました。

例えば、いわゆる「接客・受付」などの仕事はしたことがありませんが、公共機関でやっていた研修の仕事でも電話や窓口でも受付したりクレームを受けたりするわけですから、そんなことでも「受付業務もしている」と言ってしまう。また、趣味や勉強したこと、性格など、これまで自分の人生の中でかかわったすべての事を照らして、こじつけかもしれないけど「その仕事に合っているんですョ」と言ってしまうということをしました。

今回最終的に就職したマンション管理人の仕事を応募した時は、お掃除や修理が得意な訳でもなんでもないですが、「人とコミュニケーションを取ることが好き」とか「人の役に立つことをしたい」という性格を全面に押し出してみました。

やったことがない仕事にでも、捻り出せば誰でも何か「合う」と言えるようなポイントがあるのではないかと私は思っています。

 

次の仕事がなかなか見つからない時、これまでしてきた仕事の中でちょっと嫌だったこととか、切り捨ててもいいことにスポットを当てて仕事を探してみるのはいかがでしょう?そして、「職務の棚卸し」なんていう狭い範囲だけでなく、生まれてから今までのあなたの性格全部ひっくるめて考えて、その仕事に合う自分を見つけてみませんか?

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